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牛丼屋でロカボ? すき屋の低糖質メニューは受け入れられるか


●おいしく健康に? ロカボとは何か
牛丼と聞けば、“ダイエット”や“健康”とは縁遠い食べ物と思う人が多いだろう。その牛丼チェーンの「すき家」が、なんとロカボ(低糖質)商品に乗り出した。全国に展開する外食チェーンとして初めて「ロカボ認証」なるものも取得したという。なぜ牛丼チェーンが“ロカボ”に取り組み始めたのか。また今後、低糖質、健康といった分野に力を入れていくのだろうか。

○低糖質の麺商品を発売

牛丼チェーンとしては最多の1,964店舗を全国に展開するすき家が、4月5日からロカボ商品の販売を始めた。発売されたのは「ロカボ牛麺」(490円)と「ロカボ牛ビビン麺」(590円)の2種類だ。

“ロカボ”とは、もともとローカーボ(低炭水化物、低糖質)の意味で、糖尿病の予防や改善のための食事制限を指す。“ロカボ”と縮めた呼称はこれまでも一般的に使われて来たが、一般社団法人の食・楽・健康協会は、ロカボを「緩やかな糖質制限」と定義している。健康を気にする人がおいしく食べて、より健康になるための食事法なのだという。

食・楽・健康協会は、「高血糖に対する社会的注意の喚起」などを目的として2013年に発足した。北里研究所病院で糖尿病センター長を務める山田悟医師を理事長とし、会員には飲食のメーカーやスーパーマーケットチェーンなど44企業が名を連ねる。

同協会の考えるロカボでは、糖質を1食あたり20〜40グラム、間食10グラム、1日の合計で70〜130グラムに抑え、肥満や生活習慣病、食後血糖値の急上昇を防ぐ。単に糖質量を低くするだけでなく、エネルギー源や身体の構成成分となるたんぱく質や脂質をしっかり摂取するというのがポイントだ。なお、糖質40グラムというと、おにぎり1個分に相当する。

では、今回すき家が発売した商品の場合はどうだろうか。

●1食あたりの糖質量は牛丼の5分の1
○味とボリュームにはこだわり

ロカボ牛麺は、米粉入りのこんにゃく麺を合わせだしのきいたつゆで食すメニュー。牛肉、油揚げ、揚げ玉などがトッピングされている。1食あたりの糖質量は22グラムだ。ロカボ牛ビビン麺は同様に米粉入りのこんにゃく麺に、ねぎキムチ、野菜、牛肉をトッピングし、コチュジャンダレをかけて食べる。糖質量は28.5グラムと、こちらも低く抑えられている。並サイズの牛丼の糖質量は106グラムというから、新商品の糖質量はおよそ5分の1程度ということになる。

新商品のロカボ認証の取得にあたっては、前述の食・楽・健康協会に入会、申請し、協会の定める糖質量(1食あたり20〜40グラム)に合致しているかの検証が必要となった。また糖質を抑えても、おいしくないのでは商品として成り立たない。すき屋では味の良さとボリューム感をしっかり出せるよう注力したという。

実際に試食したところ、いずれの商品もしっかりとした味付けで、牛肉や揚げ、野菜などを一緒に食べるため、満足感は十分にある。こんにゃく麺も米粉を加えることで、モチモチとした食感を出すよう工夫されている。ただし、やはり基本はこんにゃくなので、うどんやご飯などをしっかりと噛みしめ、飲み下す食感を好む人には、物足りなく感じられるかもしれない。

○女性、ファミリーに続き「健康志向の客」を取り込む

今回の商品は、客にとっての「選ぶ楽しさ」の追求をモットーとするすき家が、選択肢の1つとして提案するメニューだという。すき家では、牛丼のサイズに関してはミニからメガまでの6種類、トッピングは7種類を用意している。こうした方策をとっているためか、客層の幅も広がってきたようだ。「以前は客層のメインは男性でしたが、最近では女性やご家族連れなども増えています」というのが同社広報担当の認識だ。

「商品化の背景として、健康志向の人に十分アピールできていないのではという分析結果がありました。健康志向メニューとして、カロリー制限などではなく、ロカボを選んだ理由は、私自身がロカボは健康的であると確信したからです」と語るのは、すき屋の興津龍太郎代表取締役社長。なお、興津社長の「確信」は、前述の食・楽・健康協会の研究調査に基づいているようだ。

●参入は不可避? トレンド化する“低糖質”
○新商品の健康への効果は?

食・楽・健康協会によれば、低糖質食と低カロリー食を比較すると、低糖質食が最も体重減量や脂質の代謝、血糖値の改善などに効果的なのだという。また、筋肉量や骨密度の減少を防ぎ、ロコモティブ症候群(運動器の障害)や寝たきりの予防にもなるとされる。加えて、カロリーや動物性の脂質は肥満や生活習慣病の原因になるものではない、との研究結果も述べられている。これらは、世界的に権威があるとされる専門誌で発表されているもので、栄養学の“常識”となりつつあるそうだ。

糖質制限食では糖質量を1日あたり60グラム程度に抑える厳しい食事法もあるが、「一般の方にとっては、食事の満足感が少ないため、続きにくい。身体への負担に比して効果も低い。QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の面でも問題がある」(山田悟医師)という。協会が「緩やかな糖質制限」を推奨しているのもそのためだ。

では、すき家の新商品の、健康面での効果はどの程度なのだろうか。同社社員15名の食前・食後の血糖値測定結果では、おにぎり2個を食べた人は食前で90ミリグラム・パー・デシリットル(mg/dl)、食後で148mg/dlと、食後血糖値が大きく上昇したという。これに比べ、新商品を食べた人は、ロカボ牛麺で107mg/dlが124mg/dl、ロカボ牛ビビン麺で94mg/dlが108mg/dlなどと、もともとの血糖値が高めであるものの、食後の数値は基準値を下回っていた。基準値は空腹時で70〜109mg/dl、食後で140mg/dl未満だ。

食・楽・健康協会によれば、とくに食後の高血糖が肥満や生活習慣病の原因となり、がんとの関係も指摘されているという。食の楽しみは保ったまま、食後の血糖値を低く抑える「ロカボ食」は、体型や健康を気にする人、つまり現代人の多くにとって歓迎すべき食事法だということになる。

○メインは牛丼、ただし…

興津社長によると、ロカボ商品のテスト販売では好感触を得たとのことで、すき家としては初の「健康志向メニュー」に期待をかけている。そのことの表れが、価格設定だろう。

新商品は、牛丼(350円)の価格よりは高いものの、同時発売の牛ビビンバ丼(わかめスープ付き580円)と同程度。新しい麺の開発費や認証の取得にかかったコストなどで、価格が多少は上乗せされていてもおかしくないところだが、ロカボ商品が特に高いという感じはしない。まずは既存客が納得できる価格に抑えて認知を高め、さらに客層を広げていく狙いなのかもしれない。興津社長によると、今後もロカボ商品には積極的に取り組んでいく予定だそうだ。

ただし、すき屋のメインストリームはあくまで牛丼であるという。牛丼の主役ともいうべき米は、もともと高炭水化物の食品。糖質を低く抑えるためには、ご飯の量を減らすしかない。牛丼のつゆにも多少は砂糖などが含まれているから、1食40グラムのご飯の量は茶碗に半分ぐらいのイメージだろうか。牛丼の魅力には、そもそもボリューム感が含まれていそう。健康のためとはいえ、量を控えるのは「味気ない」と思う人がほとんどだろう。

ともあれ、食にまつわる業界ではロカボ、あるいは「グルテンフリー」といった言葉がキーワードになりつつある。宅配ピザチェーンがダイエットジムと提携して低糖質メニューを出すなど、この分野における飲食メーカー、中・外食チェーンなどの競走は、すでに始まっているのだ。すき家の参入も当然と言うべきだろう。
(圓岡志麻)

引用元:この記事を読む


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